山荒
やまあらし異読 ヤマアラシ
名詞
標準
porcupine
文例 · 用例
なんでもなん千年というむかし、甲斐と駿河の境さ、大山荒れがはじまったが、ごんごんごうごう暗やみの奥で鳴りだしたそうでござります。
— 伊藤左千夫 『河口湖』 青空文庫
その方共の懐中を狙うたお山荒しの女スリは、直参旗本早女主水之介が押え捕ってつかわしたぞ!
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
立山サラサラ越えの黒百合の伝説は、昔物語として一笑にしていたが、黒百合の怨霊、其の山荒れ、今|覿面に、我らの頭上に降りかかって来たのだ。
— 河東碧梧桐 『登山は冒険なり』 青空文庫
ただの山荒れでない恐怖も手伝って、前途は尚更ら暗澹戦慄。
— 河東碧梧桐 『登山は冒険なり』 青空文庫
お蔭で、始めて生木というものを、どうして火にするかの方法を覚えたなど、ゆとりのあるような口吻を洩らしていたものの、若し今夜天候が変って、暴風の山荒れとなったら、其の時の覚悟は?
— 河東碧梧桐 『登山は冒険なり』 青空文庫
非常に砂壁の落ちる棚の上だの部屋の周囲にはトランクから出した許りで入れるものもない沢山の本が只じかに並べてあって、鳶色をした薄い同じ本が沢山荒繩にくくられてころがって在ったりした。
— 宮本百合子 『追憶』 青空文庫
お山荒れの兆しじゃぞな。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
お山荒れの先触れか、どうっ!
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
作例 · 標準
山荒は、身を守るために全身の針を使う。
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動物園で初めて山荒を見たが、想像以上に大きかった。
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夜行性の山荒は、主に植物を食べる。
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