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諸郡

しょぐん
名詞
1
標準
文例 · 用例
そこで政宗は仕方が無い、もとより我慾によって国郡を奪ったのではござらぬ、という潔い言葉に吾が身をよろおって、会津も仙道諸郡も命のままに差上げることにした。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
本邦では十八年前予英国より帰著の翌朝、泉州谷川で初めて見出し、爾後紀州諸郡殊に温かな海浜の砂中に多く、従来西人の記載に随えば少なくとも三種は日本にありと知ったが、自分永年の観察を以てすればこの三種は確乎たる別種でなく、どうもポリサックム・ピソカルピウムてふ一種の三態たるに過ぎぬごとし。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
前年の六月になっても米価はますます騰貴するばかりで、武州の高麗、入間、榛沢、秩父の諸郡に起こった窮民の暴動はわずかに剣鎗の力で鎮圧されたほどである。
第一部下 夜明け前 青空文庫
往古之礼、聖上即位、必択吉旦、召群臣於禁中、且聚会国中男女於獄(平等所)而覡巫呪詛而焼灰宇呂武、和水而飲焉、中古而来、王已即位、必択吉日、偏召群臣於護国寺、令飲霊社神文之水、且遣使者、往至諸郡諸島、而飲神水於庶民、永守君臣之義、不敢有弐心也。
伊波普猷 ユタの歴史的研究 青空文庫
それは陸前の登米、本吉、気仙の諸郡から、陸中の東磐井、江刺(以上旧仙台領)、その他これらの地方に近接した地方にわたって行なわれている竈神とて粘土や木刻の円眼船口形の怪奇な面を家々の竈前の柱に掛けておく風習があることである。
佐々木喜善 東奥異聞 青空文庫
そうしてこの二の丸の高台から眺望すると、城下近くまで諸郡の一揆は押し寄せていて吶喊の声雷の如く起り、また租税課の出張所はその後久米郡も焼かれたので、それらの焔が天を焦がしている。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
その後諸郡では、この上は各総代を上京させて、朝廷へ直接に知事の留任を願おうという事に申し合った。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
明星ヶ岳、明神ヶ岳の上に尚ほ遠く高く見えてゐるのは足柄、愛甲諸郡につゞく北相模の山々である。
近松秋江 箱根の山々 青空文庫