人払い
ひとばらい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
clearing out people (from a room, etc.)
文例 · 用例
慎重に人払いをした上での此の密談が其の儘太子の耳に入った。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
今日は車も簡素なのにして目だたせない用意がしてあって、前駆の者にも人払いの声を立てさせなかったから、源氏は自分のだれであるかに町の人も気はつくまいという気楽な心持ちで、その家を少し深くのぞこうとした。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
前駆がたてる人払いの声のぎょうさんなのに、はじめて女房たちはこの時間までも大臣がここに留まっていたことを知ったのである。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
座敷には灯がともされて、門前からは大臣の前駆の者が大仰に立てる人払いの声が聞こえてきた。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
では、ちとご内聞に申し上げとうござりますので、そちらのかたをお人払いを願いとうござりまするが、いかがなものでござりましょう」「だいじょうぶ、ご心配無用じゃ。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
じつは、ちとその――」「なんだというんだよ」「ひとに聞かれますると人命にかかわりますることでござりますゆえ、できますことならお人払いを――」「ぜいたくいうねえ!
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
むろん、伊豆守はことごとくお待ちかねでしたので、右門参着と聞くやただちにご寝所へ通して、刻下に人払いを命ずると、すわるもおそしと声をかけました。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
お人払いが願いたい」「お人払い?
— 海野十三 『特許多腕人間方式』 青空文庫
作例 · 標準
重要な会議のため、会場の人払いが行われた。
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警備員が周囲の人払いをして、VIPの車が通り過ぎた。
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「すみませんが、ここから人払いをお願いします」と警護の者が言った。
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