下足室
げそくしつ
名詞
標準
footwear room
文例 · 用例
下足室で室内履きに履きかえるのは、「イモ」とされている。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
部屋割表を受けとった高志は、外をまわる手間をはぶき、スリップオンを履いたまま玄関からあがり、慶一のわきをすり抜けて、下足室にむかった。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
下足室の扉が開き、スニーカーに履きかえた高志が飛び出してきた。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
「これからもめるんだよ」 靴を履きかえるわけではないが、寮長室と事務室にはさまれた正面玄関を、土足で強行突破するわけにもいかないので、慶一は儀式的に下足室を通り抜けながら、靴拭きを蹴飛ばし(これでドロが落ちることもある)、簀の子を踏み鳴らしてホールに出た。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
車が坂のなかばに達したのを確認すると、慶一はきびすを返し、そのまま玄関を通り抜けようとして、寮長室の応接セットに、向こうむきに坐った寮長の頭が見え、あわてて下足室にむかった。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
階段をおりきって、サロンのほうに曲がろうとしたとき、室内から知子の声が響いてきたのをきき、慶一はきびすを返し、下足室に入りこんだ。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
開け放たれた下足室のドアから見ると、水をうった玄関まえには、施設課のヴァンがあるだけで、タクシーはとまっていない。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
さっき、部室の棚から抜いてきたホリーズの〈イエス・アイ・ウィル〉を見なおし、ばかばかしくなり、小さく首をふって、目につくかぎりいちばん汚れていないスニーカーの上に、そのシングルをおき、慶一は下足室を出た。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
小学校の昇降口には大きな下足室があり、子供たちのカラフルな靴が整然と靴箱に並んでいる。
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体育館の利用者は、まず下足室で外履きを脱いでから、持参した上履きに履き替える決まりだ。
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銭湯の下足室は木の札を使ったレトロなロッカーが並んでおり、独特の風情を感じさせる。
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