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折れ釘

おれくぎ
名詞
1
標準
bent nail
文例 · 用例
それには、アルファベットとアラビア数字がきれぎれに、一字一字、全部で三十字ほど折れ釘のように並んでいた。
黒島伝治 国境 青空文庫
折れ釘のような男文字のなかに糸屑のような女文字もまじっている。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
その折れ釘や糸屑の混雑を丁寧に見わけてゆくうちには、こっちの頭も眼もくらみそうになって来た。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
――そして、突然両腕で力一杯下腹を抱へると、折れ釘の如く腰を直角に曲げてモロコシ畑へ姿をかくした。
「吾が昆虫採集記」の一節 夜見の巻 青空文庫
こいつは伝馬町の牢屋をぬけ出して、まだ一丁も行かないうちに、折れ釘を踏んで右の足の裏を痛めたので、遠いところへ行くことが出来ない。
廻り燈籠 半七捕物帳 青空文庫
それを聞いて房内にある二三の、ぼろぼろになつた書物の裏表紙などに、折れ釘の先か何かで革命歌の一とくさりなどが書きつけてある謎が解けたのである。
島木健作 青空文庫
それを聞いて房内にある二、三の、ぼろぼろになった書物の裏表紙などに折れ釘の先か何かで革命歌の一とくさりなどが書きつけてある謎が解けたのである。
島木健作 青空文庫
若者が荷厄介な古行李同然の調子で、自分の体をやけ糞に投げ出すと、びょこッと時計屋が折れ釘のように、起きあがって手を伸ばした。
里村欣三 放浪の宿 青空文庫
2
標準
'L' hook (nail or screw)