等置
とうち
名詞
標準
文例 · 用例
そして、この「必然と自由の等置」こそ、彼らが天才であることの徴でなくてなんであろうか?
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
宮が居間と謂ふまでにはあらねど、彼の箪笥手道具|等置きたる小座敷あり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
我々にとつて最も決定的なことはむしろジェームスがこの經驗を直ちに意識と等置したことである。
— 三木清 『唯物史観と現代の意識』 青空文庫
上手には、頑丈な、手彫模様のついた木製の長卓子、腰掛、櫃等置かれている。
— 宮本百合子 『猿』 青空文庫
正面に衣裳箱、上に四角な鏡を立てかけ、燭台、聖書、櫛等置いてある。
— 宮本百合子 『猿』 青空文庫
そこで真理を理想と等置すれば虚偽は正に現実と等置されるべきである。
— 戸坂潤 『イデオロギーの論理学』 青空文庫
「社会人間の生産的諸器官」がマルクスによって「社会組織の物質的基礎」と等置されているからと云って、この二つのものを交叉させて「労働手段」を導き出すということはテキストの読み方として可なり危険である。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
特に、もっと実質的な連関から、この二つのものの等置そのものが抑々の問題である時に。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫