幻辞.com

罵り騒ぐ

ののしりさわぐ
動詞
1
標準
文例 · 用例
其六 何事に罵り騒ぐぞ、と上人が下したまふ鶴の一声の御言葉に群雀の輩鳴りを歇めて、振り上げし拳を蔵すに地なく、禅僧の問答に有りや有りやと云ひかけしまゝ一喝されて腰の折けたる如き風情なるもあり、捲り縮めたる袖を体裁悪げに下して狐鼠と人の後に隠るゝもあり。
幸田露伴 五重塔 青空文庫
それ手を取れ足を持ち上げよと多勢口々に罵り騒ぐところへ、後園の花|二枝三枝|剪んで床の眺めにせんと、境内あちこち逍遙されし朗円上人、木蘭色の無垢を着て左の手に女郎花桔梗、右の手に朱塗の把りの鋏持たせられしまま、図らずここに来かかりたまいぬ。
幸田露伴 五重塔 青空文庫
其六 何事に罵り騒ぐぞ、と上人が下したまう鶴の一声のお言葉に群雀の輩鳴りを歇めて、振り上げし拳を蔵すに地なく、禅僧の問答にありやありやと云いかけしまま一喝されて腰の折けたるごとき風情なるもあり、捲り縮めたる袖を体裁悪げに下してこそこそと人の後ろに隠るるもあり。
幸田露伴 五重塔 青空文庫
灯の影に閃く得物の光、暗にうごめく黒い人影、罵り騒ぐ濁声、十字鍬や、スクープや、ショーブルの乱れたところは、まるで戦争の後をまのあたり観るようである。
白柳秀湖 駅夫日記 青空文庫
あれよ/\と罵り騒ぐ内に、愚なる白、弱い白は、斜に洪水の川を游ぎ越し、陸に飛び上って、ぶる/\ッと水ぶるいした。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
「ちぇッ」 地団太を踏んで、激しく身ぶるいをすると、「川流れだあ」 続いて罵り騒ぐ声がするものですから、「それ見たことか」 米友は身ぶるいして、槍を取り直して意気込みました。
めいろの巻 大菩薩峠 青空文庫
揚幕の奥で人々の罵り騒ぐ声々近づいて来る。
三好十郎 天狗外伝 斬られの仙太 青空文庫
右奥遠くで微かに人々の罵り騒ぐ声々。
三好十郎 天狗外伝 斬られの仙太 青空文庫
罵り騒ぐ(ののしりさわぐ) — 幻辞.com