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応召

おうしょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
responding to a call-up for military service
文例 · 用例
小沢は両親も身寄りもない孤独な男だったが、それでも応召前は天下茶屋のアパートに住んでたのだから、今夜、大阪駅に著くと、背中の荷物は濡れないように(また、雨の中を背負って行く邪魔でもあったので)駅の一時預けにして、まず天下茶屋のアパートへ行ってみた。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
差出人はSという私の旧友からで、その手紙を見て、はじめて私はSが応召していることを知ったのである。
織田作之助 面会 青空文庫
しかし、夏子はもともと引っ込み思案で、応召した夫が戦死したのちも、六つになる男の子と昔かたぎの姑と、出戻りの小姑と一緒に暮すつつましい未亡人ぶりが似合う女であった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
商業学校の夜間部を出ると、出納係に雇われたが、間もなく応召し、五年の後復員して来たが、その五年の歳月はこの実直な青年の実直さを、すこしも変えていなかった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
ボソボソとした小さな声も、応召前と同じで、ソロバンをはじく手にも五年間の異常な経験のしみはついていないようだった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
おかげで、白崎は大学で覚えたことをすっかり忘れてしまうくらい、毎日逆立ちをやらされ、赤井は本職の落語を忘れてしまうくらい、毎日浪花節を唸らされて、いわば隊長の肴になるために、応召したようなものであった。
織田作之助 昨日・今日・明日 青空文庫
しかし、彼等は隊長の酒の肴になるためにのみ応召したのではない。
織田作之助 昨日・今日・明日 青空文庫
「やア、その節はいろいろと……」 赤井は応召前、佐川の世話で二三度放送したことがあった。
織田作之助 昨日・今日・明日 青空文庫
作例 · 標準
例句