拶双魚
さっぱ
名詞
標準
文例 · 用例
昨日は秉(河東)さんの番でありまして、少し悪く御座いました、昨晩はサッパリと寝ませんで、今日も良くありませんゆえ、また朝から秉さんにきてお貰いしたでしたが、少し眠りましたから十二時頃に帰られましたなどと、母堂からお話しがあった。
— 伊藤左千夫 『竹乃里人』 青空文庫
」「あんな泥船ならペイドオフの方が、よっ程サッパリしてらあ。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
見るのも胸糞が悪いって風に綺麗サッパリと縁を切ってやる。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
そうとでも考えなければ、俺は、何だって、ヒットラー氏に腹を立てたか、サッパリ訳が分らないんだ」「馬鹿だわ。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
小倉は、コーターマスターの中で、彼の一番愛していた従順な青年であり、頭脳もよく仕事もできる、その上|風采のいい、サッパリした男だった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ずいぶん、サッパリした気持である。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
そこで電灯の下に反射鏡を取り付け光を天井から反射させるように改良したら、その後は眼を病む者がサッパリなくなったという事である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
変に笑ったり、先生のくせに恥ずかしがったり、何しろサッパリしないのには、ゲッとなりそうだ。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫