女殺し
おんなごろし異読 おんなころし
名詞
標準
ladykiller
文例 · 用例
「よー、こりゃ素敵、堂島君は大変な女殺しだね」 同僚らしいあとの四人は肩組も解いてしまって、呆れて物珍らしい顔つきで加奈江たちを取巻いた。
— 岡本かの子 『越年』 青空文庫
前の洋服がその女殺しの犯人だったのです。
— 岡本綺堂 『木曽の旅人』 青空文庫
題号さえも付けてないくらいで、本人はもちろん世間に発表するつもりはなかったのであろうが、それにしても余りに乱雑な体裁だと思いながら、根よく読みつづけているうちに「深川仇討の事」「湯島女殺しの事」などというような、その当時の三面記事をも発見した。
— 岡本綺堂 『西瓜』 青空文庫
それから又、半月あまりを過ぎて、九月はじめの新聞紙上に片門前の女殺しの記事があらわれた。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
婆殺しと女殺しと二つの事件が同時に出来して、しかもそれが何かの糸を引いているらしく思われたので、半七はすぐに徳三郎を自身番へひき出させた。
— あま酒売 『半七捕物帳』 青空文庫
海安寺の唄に「虫も殺さぬあの主様を、女殺しと誰言うた」とあるは、女の命を己れに打ち込みおわらしむてふ形容詞だが、今この殺婦は正銘の女殺しの大先生たるを怖れ、素女はもちろん寡婦さえ一人も取り合わぬ。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
如何だい大将――女殺しを鼻の頭に揺下げる先生、一本参つたらう。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
死んだ新高運転手は、東京の青バスを出てから後ズットお尋ね者になっていた女殺しの嫌疑者だった事が、死んだアトからわかったんですって。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
標準
murder of a woman