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譜本

ふほん
名詞
1
標準
book of traditional Japanese music
文例 · 用例
そしてもしその唄が時の巴里の物足りなく思っている感情の欠陥へこつりと嵌まり込めばたちまち巴里じゅうの口から口へ移されて三日目の晩にはもうアンピールあたりの一流の俗謡の唄い手がいろいろな替唄までこしらえて唄い流行らしてくれるし譜本は飛ぶように売れ始まる。
岡本かの子 巴里の唄うたい 青空文庫
美奈子は譜本をとぢて、落着いた脚どりで降りたつて行つた。
牧野信一 階段 青空文庫
譜本で歌を唱ふやうに、時も距離も釣合も違へず、一、二と間を置いて、三つと言ふ途端に敵手の胸元へ貫通、絹鈕をも芋刺にしようといふ決鬪師ぢゃ。
ROMEO AND JULIET ロミオとヂュリエット 青空文庫
純白の寛上衣をつけ、片手に譜本を持った赭毛の男の児が真先に現れた。
宮本百合子 青空文庫
譜本をだして父に説明していた、父は月琴をとって器用に弾いた。
長谷川時雨 勝川花菊の一生 青空文庫
のみならず大小さまざまの譜本もかすかに色づいた藜の中に桃色、水色、薄黄色などの横文字の表紙を濡らしてゐた。
芥川龍之介 ピアノ 青空文庫
桃色、水色、薄黄色などの譜本の散乱してゐることもやはりこの前に変らなかつた。
芥川龍之介 ピアノ 青空文庫
わたしは譜本を踏まぬやうにピアノの前へ歩み寄つた。
芥川龍之介 ピアノ 青空文庫
作例 · 標準
長唄の稽古を始めるにあたり、師匠から古い譜本を譲り受けた。
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この譜本には、今ではほとんど演奏されない珍しい曲が収められている。
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彼は、全国の郷土芸能を訪ね歩き、失われかけていた譜本をいくつも収集した。
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