荻江節
おぎえぶし
名詞
標準
type of Japanese music
文例 · 用例
宗十郎夫婦はその前は荻江節の流行らない師匠だった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
養父の宗十郎はこの頃|擡頭した古典復活の気運に唆られて、再び荻江節の師匠に戻りたがり、四十年振りだという述懐を前触れにして三味線のばちを取り上げた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
荻江節松はつらいとな、人ごとに、皆いは根の松よ。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
宗十郎は死んで一人か二人しか弟子のない荻江節教授の道路口の小門の札も外された。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
荻江節も一中も河東も、詩吟も、琴うたも、投節も、あらゆるものの、よき節を巧みにとり入れて、しかも楽器相当に短章につくったところに妙味があった。
— 長谷川時雨 『神田附木店』 青空文庫
深川へ申付けました芸者は、極頭だった処の福吉、おかね、小芳、雛吉、延吉、小玉、小さん、などという皆其の頃の有名の女|計り、鳥羽屋五蝶に壽樂と申します幇間が二人、是れは一寸荻江節もやります。
— 三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』 青空文庫
「どうだ、こういう世界も悪くはあるまい」座ができて、おんなたちも揃って、ご自慢の荻江節などを披露すると、老人はそう云ってきげんよく甥の顔を見た。
— 山本周五郎 『明暗嫁問答』 青空文庫
荻江節の師匠だ、お里。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
荻江節(おぎえ-ぶし)は、長唄を母体として発達してきた三味線音楽の一種。現在では一中節・河東節・宮薗節と並んで「古曲」と総称される。1993年(平成5年)4月15日に国の重要無形文化財に指定された。現在では「荻江節保存会」を中心として活動する。
出典: 荻江節 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0