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恐れ気もなく

おそれげもなく
副詞
1
標準
courageously
文例 · 用例
何んの恐れ気もなく、平和に、純潔な、そして園の心におのずと涙ぐましさを誘うような淋しさ、――淋しさではない。
有島武郎 星座 青空文庫
その中でただ一人、恐れ気もなくその枕もとに坐りつづけているのは、彼が愛娘の小坂部であった。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
」 かれは恐れ気もなく一と足すすみ出て、自分を打ち仰いでいる異国の男の怪しく輝いた眼をしずかに瞰おろした。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
――江戸の陰間茶屋と言えば、芝の神明裏と湯島の天神下と、一方は増上寺、一方は寛永寺と、揃いも揃って女人禁制のお寺近くにあるというのに、京はまたかくのごとく女には不自由をしない曲輪手前に、恐れ気もなく店を張っているのも、都ならでは見られぬ景物に違いない。
京へ上った退屈男 旗本退屈男 第四話 青空文庫
「ほほう、揃うてお見送りか、夜中大儀々々」 少しあの向う傷の事を考えればよいのに、さッと恐れ気もなく行く手を塞いだのは八九名。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
身共も少し学問がありすぎて、御意に召さぬかな」 召すにも召さないにも、こうやんわりと不気味に、しかも一向恐れ気もなく釣竿を肩にしたまま、大手|搦め手両道から説き立てられては、いかに気負いの藩士でもぐッと二の句に詰ったのは当り前です。
三河に現れた退屈男 旗本退屈男 第五話 青空文庫
すると、この時その少女が、六人の中からズカズカと前に進み出て、王様の前に恐れ気もなく近寄りました。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
杜子春はこの天変の中に、恐れ気もなく坐っていました。
芥川龍之介 杜子春 青空文庫
作例 · 標準
例句