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立て者

だてもの
名詞
1
標準
文例 · 用例
しかし、それらの騒ぎをよそにながめて、ただひとり微笑を含みながら、わが活躍のときようやくきたるとばかりに、烱々と眼を鋭く光らしていたものは、余人ならぬわれらの大立て者むっつり右門でありました。
毒色のくちびる 右門捕物帖 青空文庫
しかも、これがいっこうにおかまいもなく、豪儀と大立て者にでもなったようなつもりで、さっそくもう始めました。
献上博多人形 右門捕物帖 青空文庫
で、一種風変わりの社会政策実行者としては、この、松平冬次郎は、日本裏面史の大立て者なのであった。
国枝史郎 十二神貝十郎手柄話 青空文庫
」 明和年間の尊王事件の、その立て者の山県大弐の、遺児の山県紋也は、尊王事件をあばき立てたところの、裏切り者の張本人の、桃ノ井久馬の遺児の、桃ノ井兵馬とこのようにして、今や露骨に向かい合った。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
「立派な関守、それでこそ範覚、わしの仲間での大立て者じゃ!
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
……さてその大立て者の範覚殿に、至急たずねたいことがある。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
漢という姓が示しているとおり、これの祖先は漢土の帰化人で、その主長の一人には、飛鳥朝の大立て者、蘇我入鹿と結託し、わが国の朝野に大勢力を揮った、有名な漢直がある。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
「俺ア阪東薪十郎、笠屋|仙之一座の役者、三枚目の端敵どこ、安い給金の大部屋だが、こればかりは別だ、思い込み、口説いたは立て者の荻野八重梅!
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫