表徳
ひょうとく
名詞
標準
文例 · 用例
長男は表徳を文室と云ふ、癇癖の強い男だつた。
— 芥川龍之介 『庭』 青空文庫
と言うのは彼の姉が――縁のつづき合いは知らぬが、日本の写真商売にとっては、大先輩だった――伊井蓉峰の父親の北庭筑波の門に入って写真を習い、新富町に塙芳野という表徳で、写真屋を営んでいた。
— 折口信夫 『役者の一生』 青空文庫
歐米諸國から寄贈の學位記、表徳記、推戴記等は無數にある。
— 土井晩翠 『野口英世博士の生家を訪ひて』 青空文庫
その昔、泉州堺の町に、表徳号を社楽斎という俳人があった。
— 坂口安吾 『勉強記』 青空文庫