比律賓
フィリピン異読 フィリッピン・フイリピン
名詞頻度ランク #4768 · 青空 0 例
標準
Philippines
文例 · 用例
股引、腹掛、脚絆に草鞋ばき、ねじ鉢巻きの者もいて、焼けだされたような薄汚い不気味な恰好で上陸した姿を見て、白人や比律賓人は何かぎょっとし、比人労働組合は同志を糾合して排斥運動をはじめ、英字新聞も日清戦争の勇士が比律賓占領に上陸したと書き立てた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そうしたものの、しかし雇われるところといってはマラバト・ナバトの兵営建築工事か、キャビテ軍港の石炭揚げよりほかになく、日給はわずかに八十セントで、うち三十五セントの食費を差し引かれるようではお話にならず、また、比律賓人の空家にはいりこんで自炊しながらの煎餅売りも乞食めく。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
千五百名の邦人労働者のうち六百名を超える犠牲者があったと、開通式の日に生き残った者は全部泣き、白人・比律賓人・支那人たちが三年の日数と七十万ドルの金を使ってもなお一キロの開鑿も出来なかった難工事を、われわれ日本人の手で成しとげたのだという誇りはあっても、喜びはなかった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
夏になると、しきりに比律賓への郷愁にかり立てられる他吉の腹の虫を、お鶴は見抜いていたのだろうか。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
こんな不仕鱈な女をひとり放って置いて、比律賓へ行ってしまえば、どうなっていたことかと、他吉はひやっとしたが、間もなく行われた町内のマラソン競争で桶屋の新太郎は一等をとった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
比律賓へ行くのはもうすこしの辛抱だと、じっと腹の虫を圧えている内、新太郎の家の隣りから火が出て、開業早々丸焼けになった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
マニラてねっから聴いたことのない土地やが、何県やねん」「阿呆なこと言いなはんな」 ポロポロ涙を落しながら、マニラは比律賓の首府だと説明すると、「さよか、しかし、なんとまた遠いとこイ行ったもんやなあ」「マラソンの選手でしたが……」「ほんまかいな、しかし、可哀相に……。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
わたいもこう見えても、もとは比律賓のベンゲットで働いて来た人間だす。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
比律賓は、美しいビーチと豊かな自然で知られる島国だ。
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かつて私は、比律賓への旅行を計画していたことがある。
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比律賓の文化は、スペインやアメリカの影響を強く受けている。
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