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青息吐息

あおいきといき
名詞
1
標準
deep distress
文例 · 用例
円の面積を算出する公式も、鶴亀算の応用問題の式も、甚だ心もとなくいっそ代数でやればできるのだが、などと青息吐息の態とやや似ている。
太宰治 答案落第 青空文庫
のみならず万一、この一件が片付き兼ねる……下手人がわからぬとなると吾々は元よりの事、御主人の松倉様まで、十手捕縄を返上せにゃならぬかも知れぬと言うので、松倉十内様は今のところ青息吐息、青菜に塩の弱りよう……」「ちょっと良助さん。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
借金で首がまわらず青息吐息で、火を吹く力もないような情ない顔つきをしている癖に、たべものにわがままは大笑いだ。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
丁半の連中は皆な私の手下ぢやわい、何を秘さう、鴨をくわへ込んで、濡手で粟の大儲けの上前とりの大親分は私なんだが、あの騒ぎ以来一味の者共は、吹雪男の亡霊にとり憑かれて青息吐息の有様なのだ。
牧野信一 鬼の門 青空文庫
しかしこのようなぺちゃんこの車になっては、どう詫びて返したらいいだろうかと、日頃は楽天家のネッドも箱車の後から顔をのぞかせて青息吐息であった。
海野十三 火星探険 青空文庫
十万円握つて瀬戸のところへ駈けつけたまではよかつたが、宿六が追ひかけてきて取り戻されては大変と、温泉へ瀬戸を誘つて豪遊したから忽ちにして文無しとなり、伴稼ぎを始めたが、瀬戸の飲み代で青息吐息、ちつとも面白くない。
坂口安吾 金銭無情 青空文庫
所長なんか舌に来たらしいが、口は無論利けないし、青息吐息さ。
岸田國士 風俗時評 青空文庫
乗っている当人は、英気颯爽の勇ましさに自己陶酔していても、乗せている馬の方では青息吐息なのだそうである。
正宗白鳥 軽井沢にて 青空文庫
作例 · 標準
作品のテーマは人間の本質を問う。
芸術作品は多くの解釈の余地を持つ。
創作活動は心の表現である。
文学は時代を映す鏡となる。