聴診器
ちょうしんき
名詞
標準
stethoscope
文例 · 用例
聴診器を三、四か所胸にあてがってみた後、瞳を見、眼瞼を見、それから形ばかりに人工呼吸を試み注射をした。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
医者は弟から二尺位離れた位置に、聴診器をあてるでもなく、何をするでもなく、坐つて弟を時々視守つてゐた。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
実地経験にもなるというので、すぐに学生服を着て、お八重の居る廃屋へやって来て、新しい聴診器をふりまわしながら親切に世話をし初めた。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
みんなが、聴診器を耳にしている医者のように、しんちょうなおももちできいていると、太郎左衛門は、「ね、きこえるだろう。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
思ふこと盗みきかるる如くにて、つと胸を引きぬ――聴診器より。
— ―一握の砂以後― 『悲しき玩具』 青空文庫
その支那人は体温計と聴診器を持って来ておりました。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
これさえ引いておけば、田圃は近くっても虫の飛込む悩みもないので、窓も一つ開けたまま、小松原は、昼間はその上へ患者を仰臥かせて、内の国手が聴診器を当てようという、寝台の上。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
そしてちょいと押えて見たかと思うと「聴診器を」と云った。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫
作例 · 標準
医者は聴診器を胸に当て、心臓の音を聞いた。
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新米看護師は、聴診器の使い方を先輩から教わった。
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聴診器から聞こえる鼓動は、生命の力強さを感じさせた。
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ウィキペディア
聴診器 は、物体の表面に接触させ、内部から発生する可聴域の振動(伝導音)をチューブで導いて聴く道具。医療における聴診の道具の1つとして発達し、臨床医療の現場で医師や看護師が心臓・肺・血管等が発生する音を聴くのに用いられる。医療現場では「ステート」と呼ばれることも多い。戦前、医学用語がドイツ語に基づいて用いられていた時代は「ステト」と と長音記号を含まない発音において呼称されていた。
出典: 聴診器 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0