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野末

のずえ
名詞
1
標準
corners of a field
文例 · 用例
よしやこの縁を厭ひたりとも、野末の草花は書院の花瓶にさゝれん物か。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
時は夏の最中自分はたゞ畫板を提げたといふばかり、何を書いて見る氣にもならん、獨りぶら/\と野末に出た。
国木田独歩 畫の悲み 青空文庫
曾て志村と共に能く寫生に出た野末に。
国木田独歩 畫の悲み 青空文庫
時は夏の最中自分はただ画板を提げたというばかり、何を書いて見る気にもならん、独りぶらぶらと野末に出た。
国木田独歩 画の悲み 青空文庫
かつて志村と共に能く写生に出た野末に。
国木田独歩 画の悲み 青空文庫
日の出前学校は、  稗と粟との野末にて、  朝の黄雲に濯はれてあり。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
未だ宵ながら月は高く澄んで冴えた光を野にも山にも漲ぎらし、野末には靄かゝりて夢の如く、林は煙をこめて浮ぶが如く、背の低い川楊の葉末に置く露は珠のやうに輝いて居る。
國木田獨歩 少年の悲哀 青空文庫
山家の時雨は我国でも和歌の題にまでなっているが、広い、広い、野末から野末へと林を越え、杜を越え、田を横ぎり、また林を越えて、しのびやかに通り過く時雨の音のいかにも幽かで、また鷹揚な趣きがあって、優しく懐しいのは、じつに武蔵野の時雨の特色であろう。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
作例 · 標準
広大な農地の野末のずえ)にも野花が咲いていた。
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農夫は、自分の土地の端や野末のずえ)を丁寧に手入れした。
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牛が遠くの野末のずえ)で静かに草を食んでいた。
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