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湯文字

ゆもじ異読 いもじ
名詞
1
標準
woman's loincloth (worn as a kimono underskirt)
文例 · 用例
緋衣、紅裙、青衣、白衣、緇衣、黄巾、青踏、赤前垂れ、白湯文字等、服粧で職業や階級を呼ぶ事多く、明治十年前後和歌山に奧縞ちう淫賣女が多かつた。
並にサンヤレの事 女順禮 青空文庫
もしや先刻の混雑に紛れて、誰かがその女の着物を掠めたとしても、足袋一足、湯文字一枚も残さぬという筈はなかった。
海野十三 電気風呂の怪死事件 青空文庫
仮に当時の女湯の客で、手の長い人間か、狼狽者が居たとして、その女の着衣を持ち出したとしても、足袋の片足や、湯文字の一枚までも残さぬなどという大胆不敵な行動が、あの際出来るものでなく、下駄の無いことに至っては、もはやそんな生暖い想像は覆えされるべきことであろう。
海野十三 電気風呂の怪死事件 青空文庫
臭い、すえた溝の中から、はでな湯文字がみえ、暗闇には薄白くみえる、桂子の両股があらわである。
田中英光 野狐 青空文庫
という他愛もないものですが、あの真赤な湯文字を、巧みに飜がえして、眼の前に泳ぎ寄る蒼白い水中の裸女の美は、彼景岡秀三郎の頭の中の、総ての感覚を押しのけて、ハッキリと烙印されて仕舞ったのでした。
蘭郁二郎 足の裏 青空文庫
絣の着物を、短く尻はしょりをして、白い湯文字を短くはいていた。
海野十三 蠅男 青空文庫
文字若の足からは湯文字が溢れて、雪を欺くような肌、象牙細工のような指、ほんのり紅をさした爪の色――恥らいを含んで足さきをすぼめた文字若は、絶えず微笑を続けていた。
宙に浮く屍骸 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
脱いだものは脱ぎッ放し、喰べた物は喰べッ放しと云う有様で、喰い荒した皿小鉢だの、飲みかけの茶碗や湯呑みだの、垢じみた肌着や湯文字だのが、いつ行って見てもそこらに放り出してある。
谷崎潤一郎 痴人の愛 青空文庫
作例 · 標準
昔の女性は、着物の下着として湯文字を身につけていた。
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映画の中で、芸者が湯文字姿で現れるシーンがあった。
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湯文字は、日本の伝統的な下着の一つだ。
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2
標準
single-layer absorbent bathrobe (worn during or after a bath)
作例 · 標準
温泉旅館では、湯上がりに湯文字を羽織ってくつろぐ人がいる。
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湯上がりには、さっと湯文字を一枚着るのが気持ちいい。
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この湯文字は、肌触りがとても良い。
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ウィキペディア

湯文字(ゆもじ)とは女性の和服の下着の一種。腰巻とも呼ばれる。巻きスカートのように腰部から膝までをおおう下着であり、裾除けの下に着用する。素材は普通のものは綿、高級なものは絹で羽二重、縮緬である。女性用ショーツのクロッチに当たるような股間を覆う部分はない。昭和初期まで広く着用されていた、その後、洋服が広まりズロースが普及し、その後、昭和30年代頃から現在のパンティー(ショーツ)に代わられた。一部では現在でも和服で用いられている。

出典: 湯文字 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0