山刀
やまがたな
名詞
標準
woodman's hatchet
文例 · 用例
それッと山刀抜いて斬って来る。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
小屋の隅から三本の青い日光の棒が斜めにまっすぐに兄弟の頭の上を越して向ふの萱の壁の山刀やはむばきを照らしてゐました。
— 宮沢賢治 『ひかりの素足』 青空文庫
四人の、けらを着た百姓たちが、山刀や三本鍬や唐鍬や、すべて山と野原の武器を堅くからだにしばりつけて、東の稜ばった燧石の山を越えて、のっしのっしと、この森にかこまれた小さな野原にやって来ました。
— 宮沢賢治 『狼森と笊森、盗森』 青空文庫
みんなは、今年も野原を起して、畠をひろげていましたので、その朝も仕事に出ようとして農具をさがしますと、どこの家にも山刀も三本鍬も唐鍬も一つもありませんでした。
— 宮沢賢治 『狼森と笊森、盗森』 青空文庫
」「枝打ぢつのは下の方の枝山刀で落すのさ。
— 宮沢賢治 『虔十公園林』 青空文庫
」 虔十は走って行って山刀を持って来ました。
— 宮沢賢治 『虔十公園林』 青空文庫
薄ぼけた様な雲のなかに、ちらちらと饒に残光を保つ明け方の星空の元に、山刀や弁当の包を太縄で結わえ付けた幾つもの男達の空車の歯が、からからと音を立てて、やがて次の村落の方へ消えて行くと、跡は森閑として、家内の者はにわかに睡眠不足の眼をしばだたき出すのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
小十郎は夏なら菩提樹の皮でこさえたけらを着てはむばきをはき生蕃の使うような山刀とポルトガル伝来というような大きな重い鉄砲をもってたくましい黄いろな犬をつれてなめとこ山からしどけ沢から三つ又からサッカイの山からマミ穴森から白沢からまるで縦横にあるいた。
— 宮沢賢治 『なめとこ山の熊』 青空文庫
作例 · 標準
山仕事をするために、彼は丈夫な山刀をいつも携えている。
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昔の山刀は、薪を割ったり、木を削ったりするのに使われた。
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旅の途中で、古い山刀を見つけ、その職人技に感心した。
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ウィキペディア
山刀(やまかたな、やまがたな、さんとう)とは、主に山林での作業に用いられる刃物の総称である。蛮刀や山人刀(やまびとがたな、さんじんとう)と呼ばれることもある。
出典: 山刀 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0