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すぼらしい

すぼらしい
形容詞
1
標準
measly
文例 · 用例
イラ痒い瞼、ひえびえとする野面の風にひえびえとしたみすぼらしい顔の中から、この遠近を嘆賞するもないもんだなぞ、云つては呉れるな人々よ、自然の与件は、何時でも生理のまゝに享受してゐる者でこそあれ、希望を持つて生きてゐるとも云へるので、其の他はすべて、謂はば野心で生きてゐるのだ。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫
この町に忽然として姿の見すぼらしい少年が現われた。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
よにもさびしい私の人格が、おほきな声で見知らぬ友をよんで居る、わたしの卑屈な不思議な人格が、鴉のやうなみすぼらしい様子をして、人気のない冬枯れの椅子の片隅にふるえて居る。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
見知らぬ犬見しらぬ犬この見もしらぬ犬が私のあとをついてくる、みすぼらしい、後足でびつこをひいてゐる不具の犬のかげだ。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
立ち止まつた私の前に、暗闇の中から、影のやうにひよいと近附いて來たのは、肩掛を頭越しにかぶつた、何となくみすぼらしい身成の外國の婦人だつた。
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
針金に渡した、みすぼらしいカアテンの奧の方には、寢臺が備へてあるらしかつた。
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
木村は細長い顔の、目じりの長く切れた、口の小さな男で、背たけは人並みに高く、やせてひょろりとした上につんつるてんの着物を着ていましたから、ずいぶんと見すぼらしいふうでしたけれども、私の目にはそれがなんとなくありがたくって、聖者のおもかげを見る気がしたのです。
国木田独歩 あの時分 青空文庫
夏休みに帰省中、鏡川原の納涼場で、見すぼらしい蓆囲いの小屋掛けの中でであった。
寺田寅彦 映画時代 青空文庫
作例 · 標準
長年使い古されたその鞄は、今となっては随分とすぼらしい姿になってしまった。
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豪華なパーティー会場に、彼は一人だけすぼらしい格好で現れて周囲を驚かせた。
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「こんなすぼらしい贈り物で恐縮ですが、お受け取りください」と彼は謙虚に差し出した。
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すぼらしい(すぼらしい) — 幻辞.com