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手を下す

てをくだす
表現動詞-五段-サ行
1
標準
to do oneself
文例 · 用例
もとより一室を借受けて、逗留をしておったが、かほどの悩は大事じゃ、血も大分に出さねばならぬ、殊に子供、手を下すには体に精分をつけてからと、まず一日に三ツずつ鶏卵を飲まして、気休めに膏薬を貼っておく。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
もし古来の科学者が、「試み」なしの臆断を続けたり、「試み」の結果を判断する合理的の標準なしに任意の結論を試みたり、あるいは「試み」に伴なう怪我のチャンスを恐れて、だれも手を下す事をあえてしなかったら、現在のわれわれの自然界に関する知識と利用収穫は依然として復興期以前の状態で足踏みをしていたであろう。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
これが余人ならば知らず、一種の魔力を有っているかの様に思われているお杉|婆に対って、迂濶に手を下すのは何だか不気味でもあるので、何れも眼と眼を見合わして、真先に進んで出る勇者を待っていた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
武士も驚いて、思はず刀に手を掛けたが、待て暫し、広い世の中には病気又は怪我の為に不思議な顔を有つ女が無いとも限らぬ、迂闊に手を下すのも短慮だと、少時づツと見てゐる中に、女は消ゆるが如くに行き過ぎて遠く残るは提灯の影ばかり。
岡本綺堂 雨夜の怪談 青空文庫
ハムレツトは其対手の悔悟の時に手を下すを以て、復讐の精神に外れたるものとして、之を為さず、復讐は敵を地獄に追ひ堕すを以て、尤も成功あるものと思へり、嗚呼復讐、汝の心果して奈何。
北村透谷 復讐・戦争・自殺 青空文庫
兵二 手を下すべき機もなく、空しく時を移し申した。
岡本綺堂 修禪寺物語 青空文庫
それだから、我々が手を下すに至った荒療治の計画の大部分は彼の頭の産み出したものであり、自分はただ局部的に意見を与えたに過ぎないのだ。
コナン・ドイル 臨時急行列車の紛失 青空文庫
殺して了はうと思ひながら、手を下す事が出来んのですね。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
作例 · 標準
結局、誰にも頼めず、私がこの作業に手を下すことになった。
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細かい作業は人に任せず、自分で手を下すのが彼のやり方だ。
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この重要な任務は、社長自らが手を下して指揮を執るそうだ。
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2
標準
to start work (on)
作例 · 標準
来週からいよいよ新しいプロジェクトに手を下すことになった。
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長年の夢だった自分の店を持つために、今日から具体的な準備に手を下す
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彼は、難解な論文の執筆に慎重に手を下し始めた。
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