東辺
とうへん
名詞
標準
文例 · 用例
この歌などもその最も成功したものの一つで、説明する迄もなく、昔の鴨東辺の情景が絵のやうにはつきり現はれてゐる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
これで、診療所さえチャンとやって行けて、江東辺の人のためになることなら、俺あそのためなら、おふくろなざあ、すまんけど洗濯婆さんにでもなって働きに行って貰う。
— 三好十郎 『好日』 青空文庫
話によると矢野氏が東辺道匪賊討伐に協力したお礼に時の満州政府からもらい受けたものであった。
— 中谷宇吉郎 『南画三題』 青空文庫
しかるに対馬は朝鮮海峡の東辺における無比の良地にしてその島の一港は水深く海湾遠く内地に入り気候暖和にして終歳氷結の憂えなく、海門|狭穿にして容易に敵兵の侵入を防ぐに足れり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
原の北から西は森と丘につづき、東辺に伊鹿野川が流れている。
— 山本周五郎 『橋の下』 青空文庫