肉
しし
名詞頻度ランク #2111 · 青空 9089 例
標準
flesh (esp. of an animal)
文例 · 用例
茲で漸く海はその深い感じを、寧ろ肉感的にさへ感じさせる。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
そしてまた肉感的な濃密さがいい。
— 中原中也 『感想』 青空文庫
ああ金性の肉のおとろへ、みやま瀧ながれ、青らみいよいよおとろふ、いのれば銀の血となり、肉やぶれ谷間をはしる。
— 萩原朔太郎 『偏狂』 青空文庫
感傷の塔萩原朔太郎塔は額にきづかる、螢をもつて窓をあかるくし、塔はするどく青らみ空に立つ、ああ我が塔をきづくの額は血みどろ、肉やぶれいたみふんすゐすれども、なやましき感傷の塔は光に向ひて伸長す、いやさらに伸長し、その愁も青空にとがりたり。
— 萩原朔太郎 『感傷の塔』 青空文庫
空もいんいん、地もいんいん、肢體に青き血ながれ、するどくしたたり、電光したたり、身肉ちぎれやぶれむとす、いま裸形を恥ぢず、十字架のうへ、齒がみをなしてわれいのる。
— 萩原朔太郎 『情慾』 青空文庫
此の書中の諸詩篇を、年代順に配列し直して読むならば、詩毎に、彼が駆廻つた短い道程、彼の旅行、彼の恋、彼の悲しい肉体を、熾な芸術家の申し分ない歎賞を以て、繰返す思ひがするのである。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
そのたびにレールの軋音は肉声に消され、電燈はひときは明るくなるやうに思はれる。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
平たい石には今もその忠魂塔の鉄銹があるやうに、雨が降ればその銹は流れ出すやうにさへ思ふのだが、それはその後もずつと肉親を離れて東京にゐる、孤独な男の妙な幻想だけのものなのかも知れぬ。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
作例 · 標準
鍛え抜かれた彼の身体には、無駄な脂肪が一切なく、ししが躍動していた。
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「このししの厚みを見てくれ、まさにプロレスラーの体つきだ!」と記者が唸った。
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厳しい寒さに耐えるため、北国の人々はししに栄養を蓄えようと努めた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
肉(にく、英: flesh)
機械装置と対比し人間の身体を指す用法
聖書における「肉」
- 肉 (神学) — 聖書では「肉」という表現が多用されている。様々な意味で用いられ、霊(ヘブライ語(旧約)聖書のルーアハやギリシア語(新約)聖書のプシュケー)と対比した人間の物質的な面など、文脈により7通りほどのの用法があると指摘する研究者もいる。
漢字の部首
- 肉部 — 漢字の部首のひとつを「肉」ともいう。
比喩
作品タイトル
- 肉 (1976年の映画)(原題 Meat) — 1976年のアメリカのドキュメンタリー映画。フレデリック・ワイズマン監督。
- 肉 (2013年の映画)(原題 We Are What We Are) — 2013年のアメリカのホラー映画。ジム・ミックル監督。
出典: 肉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0