鵞
が
名詞
標準
文例 · 用例
虎毛が少し涎をたらしていました故鵞口瘡かも知れぬと申して。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
当区内の鵞口瘡は此六日を以て悉皆主治したとの話をした十二日 午前警視庁の巡回獣医来る 健康診断のためである。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
予は獣医に府下|鵞口瘡の模様を問うた。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
きょうは午后から鵞口瘡疫の事に就て。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
有害なる動物犬のごときものは吠えることにより鵞鳥のごときものは畸形兒なることにより狐のごときものは夜間に於て發光することにより龜のごときものは凝晶することにより狼のごときものは疾行することによりてさらに甚だしくすべて此等のものは人身の健康に有害なり。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
その婦人客の細い頸は、夫人の熱した右手の中で、死にかかった鵞鳥のようにびくびくしていた。
— 萩原朔太郎 『ウォーソン夫人の黒猫』 青空文庫
鵞鳥は純金の卵を生む。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
犬や、猫や、蛤や、鵞鳥の類が、人間に解らないある種の奇怪な言語、又は動作をもつて、全く人間の知らない未可見の事實を語りあつて居るといふことは、眞に驚くべきことである。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫