役儀
やくぎ
名詞
標準
role
文例 · 用例
手前等より役儀申付け候こと、お易き御用に候、先づ何はしかれ其杢とやらむ御呼寄せあひなるべし」「早速の御承引難有候」と其日は館に歸らせ給ふ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
そんなことで主膳は家事不取締と云うことで役儀を免ぜられて、親類へ永預となったので家は忽ち断絶し、邸はとりこぼたれて草原となった。
— 田中貢太郎 『皿屋敷』 青空文庫
役儀上、ぜひとも人数を揃へなければならない場合は、傭人足を頼むわけである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
噂に聞けば大隈夫人綾子という人は、大層よく出来た人だとの評判であるが、なるほど、娘時代からあれだけの辛抱をして心を錬っておられただけあって、今日天下一、二といわれる政治家の夫人となってもやはりその妻としての役儀を立派に仕終せるというは、心掛けがまた別なものであるかと感心したことでありました。
— 大隈綾子刀自の思い出 『幕末維新懐古談』 青空文庫
しつこい真似を致すと、役儀の名にかけてもすてておかぬぞッ」「早い。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
もう貴公なぞと相手するのも役儀の費えじゃッ。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
「ともかくも役儀を持ったその方達じゃ。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
行くにはあたるまいとも存じたが、役儀のてまえそうもなるまいから、検診してさっそく非人どものほうへ下げ渡させましたわい」「そのとき、なんぞお気づきのことはござりませなんだか」「さようのう。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
葬儀委員長という重い役儀を仰せつかった。
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先祖代々、この神社の祭礼を取り仕切るのが我が家の役儀である。
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王室の警護という名誉ある役儀を全うした。
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