名を汚す
なをけがす
表現動詞-五段-サ行
標準
to shame the name (of)
文例 · 用例
右近心中に怒り、斬り捨てんと思ったが、大事の前の小事であり、かつは年々のクリスチャンであるし、だまっていると、「不忠の名を取るとも、累代の武名を汚すわけには行かぬ」と云って、明智勢に切り入って、一番槍、一番首、二番首の功名を一人でさらってしまった。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
私はただノーフォークの田舎者にすぎないのですが、しかしそれでも、英国では第一流の旧家であると云うことは、彼の女はよく知っており、また結婚前からも認めていましたから、まさか彼の女は、その私の家名を汚すようなことは、万々無いと私は確信するのです。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
まさかその妻が、私の家名を汚すなどありえません。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
法王の申した事もござるし又私としても死するより恥な破門をうけた王の命令を奉ずるのは神の御名を汚す事になるから同じ意見のものと皆かたらって命令は奉ぜぬ事に致した。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
それゆえ、警官の手に落ちるようなことは、自分の名を汚すことになる。
— BITS OF LIFE AND DEATH 『死生に関するいくつかの断想』 青空文庫
この期に及んで、そうじたばたすることは、貴方の虚名を汚すばっかりですよ。
— 海野十三 『振動魔』 青空文庫
私愚案の真の忠臣は、大兄の角力のやうに致したきものなり、何分にも打つてもはたいても、地震があらうが雷が落ちようが、粘り附き絡み附き放さず、縦令親父の名を汚す役に立ずと云はれても、なんでも詬を忍んで主君の玉体を見届けるが理長ずるかと存じ候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その人の著したもののために、世の多くの人の心が害されたと云う事が起れば、それは、自己完成と云う事が出来る事は出来るが、只其の名を汚す事をのみするものである。
— 宮本百合子 『大いなるもの』 青空文庫
作例 · 標準
先祖代々の看板を守ってきたのに、不祥事を起こして家の名を汚すわけにはいかない。
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伝統ある母校の名を汚すような卑怯な振る舞いは、絶対に許されない。
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彼は自分の身勝手な行動が、恩師の名を汚すことになるとは思ってもみなかった。
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