道を譲る
みちをゆずる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to yield
文例 · 用例
道を譲るくらいでは済まない人数なのであったから、関山で常陸の一行は皆下馬してしまって、あちらこちらの杉の下に車などを舁ぎおろして、木の間にかしこまりながら源氏の通過を目送しようとした。
— 関屋 『源氏物語』 青空文庫
戦車に乗って旅していたとき、その途中でやはり戦車に乗ったテーバイの王ラーイオスに出会うも、道を譲るよう命令されたが、従わなかった。
— WITH KYUSHU STUDENTS 『九州の学生とともに』 青空文庫
横目でそれを眺めながら、諸々の他の国民と国家とは傍らへ寄って彼女に道を譲るのである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
かようにして活動が理想の光によって照らされるとき、陰鬱な気持は晴れて快活となり、宿命的な感じは退いて自由創造的となり、悩しき反抗はやさしき抱擁に道を譲るのである。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
然るに一たび古下駄に古ズボンをはいて此の場末に来れば、いかなる雑沓の夜でも、銀座の裏通りを行くよりも危険のおそれがなく、あちこちと道を譲る煩しさもまた少いのである。
— 永井荷風 『※東綺譚』 青空文庫
(間)あなたが日本に行くのがいやだとおつしやるなら、あたしは仏蘭西にゐるのがいやだとも云へるんですからね、二人の違つた欲望を同時に満たすことが出来ないとすれば、道理に道を譲る外はないと思ひます。
— 岸田國士 『古い玩具(一幕六場)』 青空文庫
掘崩した土の上に悠然と峙って、吾らのために道を譲る景色はない。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
どさくさ紛れに、問ひ返されないですんだが、神谷も、「そんなら、僕も……」 と云つて、後にくつついてくる様子なので、玄関への道を譲ると、彼は、園子に、「ええと、僕が靴を脱いだのはどつちだつけな」「あんた、どつから上つたの?
— 岸田國士 『双面神』 青空文庫
作例 · 標準
細い山道で対向車が来たので、私は道を譲った。
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ベテランの彼は、若手にリーダーの道を譲った。
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急いでいる人がいたので、エレベーターのドアが開いたらすぐに道を譲った。
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