遣り直し
やりなおし
名詞
標準
文例 · 用例
ではいっそ、何も彼も初版どおりにまた遣り直しだな。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
吾輩の精神科学の研究は全部遣り直しだよ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
遣り直し……遣り直し……。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
それが老巧の粟生氏の技倆を以ってしてもナカナカ翁の指南通りに出来ないので、何度も何度も遣り直しを喰っている。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
まだいたいけない少年の黒吉は、恐ろしさにオドオドして、「済みません、済みません」 そんな事を、呟くようにいうと、ぼろぼろに裂けた肉|襦袢の、肩の辺を擦りながら、氷のように冷めたい床の上に、又無器用な体つきで、ゴロンゴロンと幾度も「逆立ち」を遣り直していた。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
何か計算のしやうに手落でもあつたのではあるまいかと春三郎は再び遣り直して見たが別に氣附く點も無かつた。
— ――文太郎の死―― 『續俳諧師』 青空文庫
囁きながら自分でも苦心するらしく、遣り直し遣り直し遣っている。
— 室生犀星 『懸巣』 青空文庫
落ちついて地道にコツコツとヤリ直しをするほかはない。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫