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薄黒い

うすぐろい
形容詞
1
標準
blackish
文例 · 用例
上目瞼は薄黒い皺のまま大きな眼球の上に高まって、鼻柱と頬骨との間の眼下の筋肉の著しいたるみは、丁度、色の褪せ切った青蚊帳の古い端片れを吊げた様に見えた。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
ト錨が一具据つたやうに、間十|間ばかり隔てて、薄黒い影を落して、草の中でくる/\と※る車がある。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
ト錨が一具据つたやうに、間十間ばかり隔てて、薄黒い影を落して、草の中でくる/\と※る車がある。
泉鏡太郎 一席話 青空文庫
桜山の背後に、薄黒い雲は流れたが、玄武寺の峰は浅葱色に晴れ渡って、石を伐り出した岩の膚が、中空に蒼白く、底に光を帯びて、月を宿していそうに見えた。
泉鏡花 海の使者 青空文庫
宿の二階から見あげると、妙義道につづく南の高い崖路は薄黒い若葉に埋められている。
岡本綺堂 磯部の若葉 青空文庫
窟の入口には薄黒い獣の生皮を敷いて、Xという字のように組まれた枯木と生木とが、紅い炎焔や白い烟を噴いていた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
霧はだんだんに深くなって、前の山の濃い青葉もいつか薄黒い幕のかげに隠れてしまった。
岡本綺堂 河鹿 青空文庫
赤い葉、黄色い葉、青い葉、薄黒い葉――紅黄青褐とりどりのうつくしさ。
種田山頭火 夜長ノート 青空文庫
作例 · 標準
例句
薄黒い(うすぐろい) — 幻辞.com