見落し
みおとし
名詞頻度ランク #15217 · 青空 0 例
標準
oversight
文例 · 用例
その中に胡麻や黍や粟や竹やいろいろあったが、豆はどうであったか、もう一度よく読み直してみなければ見落したかもしれない。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
しかし、審査の重責に在る者は、あまりに消極的な考えから、ひたすらに欠点の見落しを惧れるよりも、更に一層長所と美点に対する眼識の不足を恥ずべきではないかと思われるのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
」と侍女は仔細らしく小声になり、「福助がもう来ます時分、ここにいらっしゃると見落しますよ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
實は僕も訂正の積で一度よんで誤の多いので驚ろいた位人が見たら定めし見苦しき事なるべし御蔭にて僕の見落したる分を大分直す事が出來て結構だ。
— 夏目漱石 『鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年』 青空文庫
「そのくらいのことなら、前に随分あたしだって……」 私はこの娘に今まで見落していたものを見出して来たような気がした。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
いちどお読みになっただけでは、見落し易い心理の経緯もあるように、思われるのだが、そんな、二度も三度も読むひまなんか無いよ、と言われると、それっきりである。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
で、かゝる時は碁の方にも意外の見落しや、積り損ひが出來て、そして結局は負になつて仕舞つたり、商業の方は寸時の怠慢より飛んでも無い損耗を仕たりするもので、いづれにしても、餘り好い結果を齎らさぬ勝のものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
自分で自分の中の女なるものに向って換骨脱胎の手術を施して、もはや自分の理想通りのもの、弱からず、恥かしめられず、強健な精神肉体を贏ち得たつもりでいた私、人格転換の外科医を以って自任していたその私にも見落しがありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
報告書の提出期限を過ぎてしまい、重要な項目を見落としていたことに気づいた。
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細かい部分まで確認したが、やはりどこかに見落しがあったようだ。
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「ちょっとした見落しが、大きな問題につながることもあるから注意してね。」
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