帯芯
おびしん
名詞
標準
thick obi sash
文例 · 用例
帯芯の中には、ささけた一円札が六七枚もたまっている。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
あした局へ行って、一番に送ってあげよう、帯芯の中には、さゝけた壱円札が六七枚もたまっている、貯金帳は、出たりはいったりで、いくらもない。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
こゝは、女工が二十人、男工が十五人の小さなセルロイド工場、鉛のように生気のない女工さんの手から、キュウピーがおどけて出たり、夜店物のお垂げ止めや、前帯芯や、様々な下層階級相手の粗製品が、毎日毎日私達の手から洪水の如く流れて行く。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
今年はじめて別のをおはきになったのですものね、鷺の宮であなたの足袋を縫ってくれるというので、ネルや帯芯をもってゆき、もう出来ましたって。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
古い帯芯らしい白い布で作った新らしいかばん。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫
作例 · 標準
例句