同行二人
どうぎょうににん
名詞
標準
Kobo Daishi is always with me (written on the hats of Shikoku pilgrims)
文例 · 用例
参唱 同行二人 巡礼しようと、なんど真剣に考えたか知れぬ。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
いまの墓地の樣子で考へると、ぬれ佛の彌陀、地藏菩薩が、大きな笠に胡粉で同行二人とかいて、足のない蟹の如く、おびたゞしい石塔をいざなひつゝ、あの靈巖寺の、三途離苦生安養――一切衆生成正覺――大釣鐘を、灯さぬ提灯の道しるべに、そことも分かず、さまよはせ給ふのであらうも存ぜぬ。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
……境さん――この人は、まだ休んでいて隙ですから、そこいら、御案内をしようというのですが、どうかすると、神社仏閣、同行二人の形になりかねませんよ。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
同行二人なら野宿でもかまいません。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
同行二人――あとは、あなた書いて下さいな。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
坂東三十三カ所巡礼、同行二人と、あまりじょうずでない字でかいて、笠は二つともにまだ一度もかぶったことのない真新しいものなのでした。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
同棲後十年、今また同行二人の巡禮者の姿であるともいひたい。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
朝は、私たち同行二人の巡礼を、すっかり「家を思い出して帰ろうとしている放浪者」の、すこしは殊勝なこころもちのなかに発見するであろう。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
作例 · 標準
遍路道を歩く巡礼者の笠には、「同行二人」の文字が記されている。
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四国遍路は、弘法大師と「同行二人」という精神で巡拝する旅である。
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「同行二人」とは、常に弘法大師が傍らにいるという遍路の心構えを示す言葉だ。
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