奴隷根性
どれいこんじょう
名詞
標準
servile character (disposition)
文例 · 用例
やっぱりこれは、その、いまはやりの言葉で言えば奴隷根性というものなんでしょうね。
— 太宰治 『ヴィヨンの妻』 青空文庫
彼らは、意識してか或いは無意識か、その奴隷根性に最大限にもたれかかっている。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
彼らのエゴイズム、冷たさ、うぬぼれ、それが、読者の奴隷根性と実にぴったりマッチしているようである。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
太宰などは、ただ読者を面白がらせるばかりで、……」 奴隷根性も極まっていると思う。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
――可哀相に、奴隷根性のハケ口さ、と森本は笑っていた。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性とも密接につながるものである。
— 伊丹万作 『戦争責任者の問題』 青空文庫
あの禿あがったような貧相らしい頸から、いつも耳までかかっている尨犬のような髪毛や赤い目、鈍くさい口の利方や、卑しげな奴隷根性などが、一緒に育って来た男であるだけに、一層醜くも蔑視ましくも思えた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
奴隷のこの絶対的服従は、彼等をしていわゆる奴隷根性の卑劣に陥らしむるとともに、また一般の道徳の上にもはなはだしき頽敗を帰さしめた。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
作例 · 標準
上司に何でも従う彼の姿は、まるで奴隷根性のようだ。
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