飛毛
ひもう
名詞
標準
文例 · 用例
この段取の間、男は背後の戸棚に※りながらぽかりぽかり煙草をふかしながら、腮のあたりの飛毛を人さし指の先へちょと灰をつけては、いたずら半分に抜いている。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
飛毛ふんぷんと降って、そこはさながら、日月あらそって万星うずを巻くありさまである。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
――見れば楊志の息にかかった髪の毛は、あたかも宝刀の精に吸いついてゆくように、彼の掌を離れるや飛毛の舞を描きながら、ハラリ、ハラリ、みな二つに斬れて落ちるのだった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫