軍糧
ぐんりょう
名詞
標準
文例 · 用例
前田|雅楽は兵二小隊を率て廓に入り、兵器軍糧の授受に任じた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
爾來孔明は七年の間、その死に至る間際まで、餘事を擲つて再三再四出征を續けたが、蜀から魏へ出征するには、軍糧運搬に想像以上の困難があるのと、又孔明の計畫を實行するだけの大將が不足した等の原因で、十分の成功を見得ぬ間に、彼は出征の軍中で病死した。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
梁の武帝が反臣侯景の爲に建康の臺城に圍まれた時、官軍糧食に乏しく、馬肉に人肉を雜へて飢を凌いた(『南史』卷八十、侯景傳)。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
三河の収入も軍糧も、経営費を余すのみで、全部が駿河の義元の居城へ運ばれて行った。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
弥九郎は自分の役儀上、この近村から軍糧の徴発に当っていたが、とかく庄屋や百姓たちのあいだに、不正や非協力的言動が絶えないので、堀尾茂助に行ってもらって、庄屋どもを大いに叱ってもらうつもりで――と、実状を説明した。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
そして、今朝から初めての軍糧を兵に解いて、酒を酌み、腹をみたし、ふたたび次の戦場へ立った。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
兵馬、軍糧、そのほかの備え、すべて雪のうちのこと。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
その論文は『陸軍糧食給与ノ実況』というのであって、読んで見たら大変面白かった。
— 中谷宇吉郎 『兎の耳』 青空文庫