小文
しょうぶん
名詞
標準
文例 · 用例
御住所を搜し、こちらからお訪ねして、なほ精しく故人の御遺徳をも伺ひ、それから、私ごとき非文不才の貧書生に、この活字日誌の使用を御許可下さるかどうか、改めてお願して、そのおゆるしを得て、はじめて取りかかるべき筋合ひのものであるとは、不徳の小文士と雖も、まづは心得て居りました。
— 太宰治 『文盲自嘲』 青空文庫
けれどもいま、葛原しげる氏の原稿を拜讀して、そんなに、嚴しいお叱りも無いので、狡猾の小文士は思はず、にやりと笑ひ、ありがたしと膝を崩さうとした、とたんに、いけませんでした。
— 太宰治 『文盲自嘲』 青空文庫
たとえば磯九郎という男は、勇者の随伴をして牛の闘を見にまいりますと、ふと恐ろしい強い牛が暴れ出しまして、人々がこれを取り押えることが出来ぬという場合、牛に向って来られたので是非なく勇者たる小文吾がその牛を取り挫いで抑えつけます。
— 幸田露伴 『馬琴の小説とその当時の実社会』 青空文庫
そこで人々は恩を謝し徳をたたえて小文吾を饗応します。
— 幸田露伴 『馬琴の小説とその当時の実社会』 青空文庫
アルファベットの大文字と小文字、カナ文字、各種の記号を取り扱えるほか、PCX―01は一六〇×一〇〇ドットの解像度で、八色のカラーを表示することができる。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
典書書体と呼ばれるこのタイプの活字を用意するにあたって、グーテンベルクはアルファベットそれぞれの大文字と小文字を鋳出すだけですませてはいません。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
」 その通りにすると、大文字のEと小文字のg、続いてP、Gと小文字のtが透かしで入っていた。
— A SCANDAL IN BOHEMIA 『ボヘミアの醜聞』 青空文庫
その大文字のとなりには、小文字が一つずつ、ならんでいました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『眠りの精』 青空文庫