雪風
ゆきかぜ
名詞
標準
snow-bearing wind
文例 · 用例
下も煤だらけ、水びたしの中に畏つて、吹きつける雪風の不安さに、外へ出る勇氣はない。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
袖で掩う間も無しに、洋燈の火は雪風に吹き消されて、室の内は俄に闇となった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
雪風に熱い頬を吹かせながら、お葉は快心地に庭前を眺めていると、松の樹の下に何だか白い物の蹲踞んでいるのを不図見付けた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
村境まで来る中に、遂に重太郎の姿を見失ったのみか、我も大浪のような雪風に吹き遣られて、唯ある茅葺屋根の軒下に蹉き倒れた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
況て鎖されたる家の内は殆ど真の闇であったが、彼は危くも吹き倒されんとする雪風を凌ぐ為に、兎も角も一歩踏み込もうとする途端に、内には怪しい唸声が断続に聞えた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
雪風はいよいよ吹き募って、此の一軒家は大地震のようにめりめりと揺いだ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
才川町――十二月下旬――空に光つた山脈それに白く雪風このごろは道も惡く道も雪解けにぬかつてゐる。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
現に於ける我が悲恋は、雪風|凛々たる冬の野に葉落ち枝折れたる枯木のひとり立つよりも、激しかるべし。
— 北村透谷 『我牢獄』 青空文庫
作例 · 標準
窓の外では、冷たい雪風が吹き荒れている。
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雪風が顔に当たり、身を切るような寒さだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
北の雪風が、雪を運んでくる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
雪風(ゆきかぜ) 地吹雪(じふぶき) - 吹雪の異名。雪混じりの強風を指す。
船
- 雪風 (駆逐艦) — 大日本帝国海軍の陽炎型駆逐艦。
- ゆきかぜ (護衛艦)(DD-102) — 海上自衛隊のはるかぜ型護衛艦。
- ゆきかぜ(CL81) — 海上保安庁のCL型巡視艇。すずかぜ型巡視艇の70番艇。
著作物
- 雪風 (曲) — スピッツの配信シングル。
- 雪風 YUKIKAZE — 2025年の日本映画。前述の駆逐艦を主題としている。
架空の事物
- ゆきかぜ (宇宙戦艦ヤマト) — 『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の雪風型宇宙突撃駆逐艦(ミサイル艦)。
- 雪風 (架空の兵器) — 神林長平のSF小説・OVA『戦闘妖精・雪風』シリーズに登場する、フェアリイ空軍特殊戦第五飛行戦隊に所属する架空の偵察機の一機に付けられたパーソナルネーム。
- ゆきかぜ — 『伝説巨神イデオン』に登場する架空の宇宙巡洋艦(クラップ級重巡洋艦)。
- 雪風 — MS-DOS用のフリーのFEP。→風 (日本語入力システム)
- ゆきかぜ — 『ゼロの使い魔』の登場人物、タバサの二つ名。
関連項目
出典: 雪風 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0