清元
きよもと
名詞
標準
type of jōruri narrative performance
文例 · 用例
歌沢の或るもののうちに味わわれる渋味も畢竟、清元などのうちに存する「いき」の様態化であろう。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
かつその変位の程度は長唄においてはさほど大でないが、清元および歌沢においては四分の三全音にも及ぶことがあり、野卑な端唄などにては一全音を越えることがある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
また例えば、清元の「十六夜清心」のうちの「梅見帰りの船の唄、忍ぶなら忍ぶなら、闇の夜は置かしやんせ」のところも同様の形をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
○三月十六日、清元延寿翁死す、七十三歳。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
江戸末期より明治にわたれる清元の名人にて、最初は四代目延寿太夫という。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
黙阿弥物の清元は皆この人に語られたるなり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
○四月十四日、清元梅吉死す、五十八歳。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
銀子は退屈しのぎというだけでなく、まさかの時にはいつ何時|撥をもつことにならないとも限らないので、もとから清元が地だったので、六十に近い女の師匠に出稽古をしてもらい、土橋を稽古していた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫