繭をかける
まゆをかける
表現動詞-一段
標準
to spin a cocoon
文例 · 用例
其中に蠶はずん/\大きくなつて最早二三日ばかりすると繭をかけると云ふ一番大切な時になりました、お母様はいつもの通り金持ちの家の裏の畠に桑を盗みに行きますと其の夜は美しい月の夜で今まで毎晩葉を千切られた桑の樹が皆枝ばかりになつて白い光りの下にズラリと並んで居りました。
— 夢野久作 『金銀の衣裳』 青空文庫
蚕でさえ心にあうところのあるまで、繭をかける場処を選んで、与えられた木の枝の、果からはしまで歩き廻る――それは何やら満されない本能の求めなのではなかろうか――老爺さん湯川氏も、自分の本質を空しくして、ただ長く生きた九十年の生涯である。
— 長谷川時雨 『木魚の顔』 青空文庫
作例 · 標準
充分に成長したカイコが、いよいよ蔟(まぶし)に登って繭をかけ始めた。
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黄金色に輝く繭をかける品種があると聞き、その美しさを一度見てみたいと思った。
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静かな夜、カイコが繭をかけるサクサクという音が部屋中に響いている。
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