鼻をつく
はなをつく
表現動詞-五段-カ行
標準
to assail the nostrils (smell)
文例 · 用例
鼻をつく闇に隠れて俺をからかうその高慢な鼻が気にくわぬ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
もちろん防腐の手当なぞをしてある訳でもないから、この陽気で忽ちに腐りはじめて、その臭気は鼻をつくという始末。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
そして昔の懐かしいかおりまでが僕の鼻をつく。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
むせるような臭気が鼻をつくと、順平には、この妓がと、嘘のように思われた。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
もっとも木村が毎日米国という香いを鼻をつくばかり身の回りに漂わせて、葉子を訪れて来るので、葉子はうっかり寝床を離れる事もできなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
同時のようにぷんと鼻をつくものは、あのとき職人のいったように長いこともう住み手がなかったとみえて、あき家特有の湿気をふくんだかびのにおいです。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
むっと臭気が鼻をつく。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
鼻をつく硝煙、真赤な火焔、ひっきりなしの爆音、それに呼応して天空高くとび上る大水柱!
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
作例 · 標準
醤油の焦げた香ばしい匂いが、食欲をそそるように鼻をついた。
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古びたアパートの階段は、カビの匂いが鼻をついた。
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「うわっ、この刺激臭、鼻をつくね!換気しよう」と彼女は窓を開けた。
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標準
to go nose-to-nose (with someone)
作例 · 標準
彼は相手の意見に反対し、正面から鼻をついた。
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議論では、互いに一歩も引かず鼻をつくような白熱ぶりだった。
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「あの二人はいつも鼻をついてばかりいるから、仲良くなれないんだろうな」と周囲は見ていた。
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