ギヨー
ギヨー
名詞
標準
guyot
文例 · 用例
拿翁の侵略に遭ひて国亡び、家破れんとするに当りて、従容として、拿翁の玉座に近づき、彼をして言ふ可からざる敬畏の念を抱かしめたるギヨーテが、戦陣に臨みて雑兵の一人となり、尸を原頭に暴らさゞるの故を以て、国民的ならずと罵るものあらば、吾人は其の愚を笑はずんばあらざるなり。
— 北村透谷 『国民と思想』 青空文庫
コーヘンの『純粋意志の倫理学』と、ギヨーの『義務と制裁のない倫理学』とを比較するならば、その個性の対比は文芸作品の個性の差異の如くいちじるしい。
— ――教養と倫理学―― 『学生と教養』 青空文庫
カントの形式的倫理学に反対したのは実質的倫理学だけではなく、ギヨーや、ディルタイの如き生命主義の倫理学や、フォイエルバッハから、エンゲルス、マルクス、カウツキーにいたる社会主義の倫理学がある。
— ――教養と倫理学―― 『学生と教養』 青空文庫
今これらを詳述する紙幅はないが、ギヨーは『義務と制裁のない道徳論』において、生命の維持特に自我の本性である個性の維持と発展とを主張した。
— ――教養と倫理学―― 『学生と教養』 青空文庫
歩きながら或日ふと思出したのは、ギヨーム・アポリネールの『坐せる女』と題する小説である。
— 永井荷風 『深川の散歩』 青空文庫
……今、戦地へ行かはつて、討ち死になさつてゐる兵隊さんがギヨーサン居やはりますがな、それもみーんな生れ代らはります。
— 三好十郎 『浮標』 青空文庫
このやうな條件のところへ、「ギヨーツ」だの「しけてンのさ」だの、いろんな、アプレ語が輸入されてきたら、一體、このカクテルはどんな味のものになるのか。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
我々の最後のギュイエンヌ公、この公領**をとうとう英仏両王家にお譲りになったあのエレオノールの父君ギヨームも、その晩年の十年ないし十二年の間、苦行のためとて僧衣の下に始終鉄の鎧を着ておられた。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫