巻立て
まきたて
名詞
標準
lining
文例 · 用例
…… 四 屋台の正面を横に見せた、両方の柱を白木綿で巻立てたは寂しいが、左右へ渡して紅金巾をひらりと釣った、下に横長な掛行燈。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
そうして愈々強直してしまった、艶めかしい姿の白坊主をヤットコサと抱き上げて、寝棺の中にソッと落し込んで、三枚|襲ねの振袖と裲襠を逆さに着せて、糸錦の帯で巻立ててやりますと、今度は多量のスポンジと湯と、水と、石鹸と、アルコールとで解剖台面を残る隈なく洗い浄めました。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
結局、地下足袋か何かの上から自動車のチュウブ類似のゴム製の袋をスッポリと穿めて、麻糸らしい丈夫なものでグルグルと巻立てた頗る無恰好な、大きな外観のものに相違ない。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
(懐中から二重にも三重にも巻立てた胴巻を出して)これお前にやる。
— 三好十郎 『地熱』 青空文庫
それから「涼風」の中に使ふ映画の試写を五巻立てつゞけに見る、いゝのがなくて困る。
— 昭和十三年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
その詰襟の黒ぽい洋服は汗と埃りに、ぐしょぐしょになって、而も余り大きくもない体格を引きずるように持て余まして、底のあいた編上靴で埃をまきたてながらよろめいて行った。
— 里村欣三 『放浪の宿』 青空文庫
そして、その命を奉じて、今江戸おもてに砂塵をまきたてているのが、独眼隻腕の剣妖丹下左膳……それに対する諏訪栄三郎。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
トンネルの巻立て工事が進められている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼は古い井戸の巻立てを補強した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
巻立てのひび割れを点検する。
Illusions AI · gemini-2.5-flash