嵩にかかる
かさにかかる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to be highhanded
文例 · 用例
こう面白ずくに嵩にかかると、娘の目に友染切で、見るものが欲しくなる。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
「貴女の方は大口だから、今夜は勘弁してもらいましょうよ」 お島はわざと嵩にかかるような調子で言った。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
「立派な道路ですな」「それああなた、道路はもう、町を形づくるに何よりも大切な問題ですがな」彼はちょっと嵩にかかるような口調で応えた。
— 徳田秋声 『蒼白い月』 青空文庫
暗くなると、一人で町の湯へも行けないような男、正直で、弱気で、操り芝居を見ていてさえ、殺しの場は見ていられないような男が、自分の叔父さんを、殺すでしょうかね、親分」 お六は調子づくと、少し嵩にかかる癖があります。
— お六の役目 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「隣り山といや、お前さんも坑夫だろ」と、今度はややかさにかかるようになって云った。
— 宮嶋資夫 『恨なき殺人』 青空文庫
「…………」 黙って振り向く顔へ浴せるように、「お前は判官三郎だろう」 かさにかかるのは黒津武です。
— 野村胡堂 『判官三郎の正体』 青空文庫
甘ったるくて、妙にかさにかかるような言いぶり、こちらがあわてていたから、その場で声の吟味までは届かなかったが、今、耳の底から取り出してみると、お絹でなければ、あの声は出ないように思われて仕方がない。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
権力があるからといって、部下に嵩にかかるのは間違っている。
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彼は自分が少し偉くなったと勘違いし、すぐに嵩にかかるようになった。
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あの店長、お客さんがいないと店員にすぐ嵩にかかるんだよな。
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