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激成

げきせい
名詞
1
標準
文例 · 用例
しかし、若い者は警察からかれこれいわれることに対して、非常な反感と、従って、それを激成するような、立場になって行くのだった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
つまり文学趣味に激成されて社会主義になったのだ。
二葉亭四迷 予が半生の懺悔 青空文庫
忠兵衛は五百の気象を知っていて、此の如き手段のかえってその反抗心を激成するに至らんことを恐れたのである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
しかし遣りようでは、激成するというような傾きを生じ兼ねない。
森鴎外 食堂 青空文庫
最初には、思想に対するに思想をもってすべきであると主張した独断論は、思想の危機が激成し、拡大するに立ち到るや、今は、あらゆる実践的な手段に訴えることとなる。
三木清 危機における理論的意識 青空文庫
そうして最近に及んで遅れ馳せに暴利取締令を出したり、全国にわたって十|石以上の貯蔵米を申告させたり、御用商人に托して外米の輸入を計ったりしたような事が、かえって一層米価の暴騰を激成する結果となりました。
与謝野晶子 食糧騒動について 青空文庫
寺内内閣が天下の器でないことは、このたびの暴動を激成したことに由って余りに明かになりました。
与謝野晶子 食糧騒動について 青空文庫
ところが信長のように怒髪天を衝いて真正面からその非を荒立てて責めるというやり方では、結局本人の反感を激成するばかりだ。
相馬愛蔵 私の小売商道 青空文庫