忌服
きぶく異読 きふく
名詞
標準
mourning
文例 · 用例
その中でも忘れがたみの皇子はそばへ置いておきたく思召したが、母の忌服中の皇子が、穢れのやかましい宮中においでになる例などはないので、更衣の実家へ退出されることになった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
そして、声色に鹿爪らしい調子を含めて、「――今年は神前には供へられねど、御身の誕生の印には赤飯をたいてはるかに健康を祝し申し候 英雄の三歳の祝ひは忌服あけに延すなるべし。
— 牧野信一 『秋・二日の話』 青空文庫
扨てその跡を襲だ以上は、実は兄でも親だから、五十日の忌服を勤めねばならぬ。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
故に新嘗の料に備へんが爲に營田にて稻を作らしめ給ひ、又|神御衣を造らんが爲に、天衣織女をして忌服屋にて之を織らしめ給へり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
天上の忌服殿に奉仕するわかひるめに対するおほひるめのあったことは、最高の巫女でも、手ずから神の御服を織ったことを示すのだ。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
従つて、忌服即喪に籠る、といふ事はないのである。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
それから各人は、忌服をぬいで、散会する。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
天上の忌服殿に奉仕するわかひるめに対するおほひるめのあつた事は、最高の巫女でも、手づから神の御服を織つたことを示すのだ。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
作例 · 標準
祖父が亡くなり、彼はしばらく忌服の期間に入った。
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忌服中につき、結婚式への出席は辞退させていただきます。
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彼女は、忌服を終えてから新しい仕事を探し始めた。
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昔は忌服の期間が非常に長かったと聞いている。
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