桃源郷
とうげんきょう
名詞
標準
earthly paradise
文例 · 用例
その逆行が徹底した時に、桃源郷が現じ出してくる。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
……誰も彼も桃源郷を求めていながら、誰も彼もが桃源郷を断っている」 するとその声に答えるようにして、あどけない娘の声がした。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
だから、近年では地蜂の種をほとんど採り尽くしてしまって僕の子供のときのように、たびたびご馳走になれないことになったが、近年蜂の子の佳味が次第に人々の理解をうけて需要が増したから、地蜂の桃源郷といわれた浅間山麓へ、蜂の子の缶詰会社ができた。
— 佐藤垢石 『採峰徘菌愚』 青空文庫
中野村、上野村と行けば渓流魚の桃源郷だ。
— 佐藤垢石 『雪代山女魚』 青空文庫
」「これから私はトルボ、セーに参詣し、それから少しく後戻りをしてドーラギリーの谷間に在る仙人の国すなわち桃源郷という所はどんな所であるか、そこまで案内者を連れて行って見ようと思う。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
私は荷持に対し「私はこれからドーラギリーの山中にある桃源郷に行かなければならぬ。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
そうでなくとも桃源郷の外を守って居る猛獣のために喰われてしまいますからお止しなさい」と言って親切に止めてくれましたけれども、私の目的はそこにあるのだからとていろいろと言い聞かしますと彼は涙を流しながら立ち去りました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
私はその朔日の朝彼の去るのを影の見えなくなるまで見届けまして、それから八貫匁ばかりの荷物を背負い桃源郷には進まずにかねて聞いてあります北方の山の間へ進んで参りました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
隠れた山奥に、まるで桃源郷のような美しい村があった。
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日々の忙しさを忘れ、桃源郷でゆっくりと過ごしたい。
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彼が描く理想郷は、まさに桃源郷と呼ぶにふさわしい。
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ウィキペディア
桃源郷(とうげんきょう)は、俗界を離れた他界・仙境。ユートピアとほぼ同意で、陶淵明の『桃花源記』はかつて存在した武陵郡地域の話なので「武陵桃源」(ぶりょうとうげん)ともいう。
出典: 桃源郷 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0