鰰
はたはた異読 かみなりうお・ハタハタ
名詞多音語
標準
sailfin sandfish (Arctoscopus japonicus)
文例 · 用例
ハタハタは、このごろ東京にも時たま配給されるやうであるから、読者もご存じの事と思ふが、鰰、または※などといふ字を書いて、鱗の無い五、六寸くらゐのさかなで、まあ、海の鮎とでも思つていただいたら大過ないのではあるまいか。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
蓋し鮎鰯鰰等の字と同じく我が邦人の製にかゝるものにて、喜の字にきすのきの音あるに縁りて以て創め作りしなるべし。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
蝙蝠が、はたはたと木の虚から飛んで出た。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その雀が、いまお婆さんの退場後に、はたはたと軒下から飛んで來て、お爺さんの頬杖ついてゐる机の端にちよんと停る。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
雀は、はたはたと空高く飛び去る。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 はたはたとお鈴さんは奧の間に飛んで行き、さうして、間もなく、稻の穗を口にくはへて歸つて來た。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
日本の国のみつぎとり、 里長を追ひて出で来り、えりをひらきてはたはたと、 紙の扇をひらめかす。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
時しも土手のかなたなる、 郡役所には議員たち、視察の件を可決して、 はたはたと手をうちにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
作例 · 標準
冬の味覚、鰰(はたはた)の干物を囲炉裏で焼いて食べた。
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新鮮な鰰(はたはた)で作った鍋料理は、その時期ならではの贅沢だ。
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漁港では、水揚げされたばかりの鰰(はたはた)が威勢よく並べられていた。
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