へな猪口
へなちょこ異読 ヘナチョコ
名詞
標準
novice
文例 · 用例
「――そんなへなちょこな考えでいさらしたんか。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
ええか、おい、ちょっと男前や思て、ひとのスメ(娘)に手エ出しやがって、それで済む思てけつかんのか、おれを誰や思てけつかんのや、道頓堀の勝いうたら、お前みたいな、へなちょこの軟派とちょっと違うネやぞ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
――帰りがけにね、大勢ぞろぞろと歩行きます人中に、私も交っているとはお知んなさらないものですから、……(へなちょこ伯父が何だい、あんな節のない謡なんか、ただ口を利いてるようだ。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
笑え、笑え、こんなへなちょこでも一度は大文豪を夢みたのだから人間はいじらしいのだ。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
まったくへなちょこな人間では出来るものではない。
— 北大路魯山人 『世界の「料理王逝く」ということから』 青空文庫
へなちょこなじぶんの根性は、純真な愛の平手で横ッ面をぴしゃりとやられ、深いところで昏睡していた本心が、びっくりして眼をさまして、おやッ、と思った。
— 久生十蘭 『墓地展望亭』 青空文庫
欧羅巴を放浪し始めてから十五年、軽佻浅膚な社交界を泳ぎまわっているうちに、いつのまにかその習俗に茶毒され、日本から受け継いだ、男としての気概などは跡かたもなくなって、風船玉のような尻腰のない、へなちょこな魂ができあがった。
— 久生十蘭 『墓地展望亭』 青空文庫
すくなくとも私にこの言葉が叩きつけられるということで、私という人間は仕事をはなれた平の人間になった時には、少しの威厳もなにもない、へなちょこ野郎にしか見えないという悲観的な見方を自分に加えて見てやれやれと思った。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
作例 · 標準
こんな簡単なプログラミングのバグも見つけられないなんて、まだまだ君もへな猪口だな。
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入社当時はただのへな猪口営業マンだった彼が、今では全国トップの成績を収めている。
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道場の師範は、生意気な口を叩くへな猪口の入門者を軽く一捻りにして実力の差を見せつけた。
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